キャリアサポートガイド
総合電機メーカー 内定
融合理工学府数理情報科学専攻
陶 恵美さん
大学1年生の頃は、黄金棋牌の影響でほとんど登校できず、オンライン授業を受けながら地元で塾講師のアルバイトをしていました。2年生になると制限が徐々に緩和され、カフェでのアルバイトを始めました。3年生はサークル活動に力を入れました。吹奏楽団に所属していて、特に役職には就いていませんでしたが、練習にはほぼ全て参加し、楽器運搬やドライバー、代理での運営補助などを担いました。4年生は大学院入試の勉強と卒業研究に注力しました。そして大学院進学後は、研究とアルバイトの両立に取り組み、学業?仕事?生活を計画的に進める力を身につけました。
就活については大学院1年の夏頃から考え始めました。世の中の情報化を背景にIT関連の仕事に就きたいと思い、まずは説明会に参加し、夏インターンにも応募しました。その後、秋から年末までは学会で就活にあまり時間を割けませんでしたが、冬から本格的に準備を開始しました。具体的には、テストセンター対策や企業研究から取り組むことで、本選考に向けて動き始めました。
意識していたのは、睡眠時間の確保とスケジュール管理です。特に3月は面接やエントリーシートの締切が重なっていたため、これらのことを徹底しました。また、学業やアルバイトとの両立も意識しました。土日や平日の面接が入らない時間(早朝や夜遅め)にアルバイトを入れて、研究との兼ね合いも考えながら計画的に進めました。さらに、面接練習では就職支援課を活用し、企業ごとの対策と、話し方や仕草の改善といった練習を分けて行いました。
就職支援課の面接対策を活用しました。面接に苦手意識がありましたが、実際に練習を重ねる中で、自分では気づかなかった話し方の癖や仕草を指摘していただき、改善のための具体的なアドバイスをもらうことができました。その結果、暗記に頼らず自然に話す大切さを理解し、気持ちがとても楽になりました。
また、就職活動の際はメモ帳を利用し、企業研究の内容を書き出して整理したり、魅力をまとめたりしていました。さらに、エントリーシートの添削にはChatGPTも活用しました。すべてを任せるのではなく、文法の確認や表現の自然さをチェックする目的で利用し、効率的にブラッシュアップできました。
面接が続く時期は、初対面の大人の方と話すことで緊張する場面も多くありました。そのため、友人とご飯に行っておしゃべりしたり、帰り道にアイスを買って食べたりすることでリフレッシュしていました。私は食べることが好きなので、美味しいものを食べる時間が大きな息抜きになったと思います。
黄金棋牌で行われた企業の説明会がきっかけでした。社員の方から、金融システムやインフラに携わる仕事について伺い、水やエネルギーといった社会の根幹を支える分野に貢献していることを知り、大きな魅力を感じました。また、他の企業と比較する中で、その企業ならではの強みを知り、自分の力を最大限に発揮できると感じました。私はITを活用して社会基盤を支え、人々の生活を豊かにしたいと考えており、その実現に最も適した環境がその会社だと感じ、さらに幅広い分野で社会に貢献できる点が決め手となり、推薦を利用して入社を希望しました。
一番良かったのは、就職支援課を頼ったことです。エントリーシートや企業研究は主に一人で進めていましたが、面接には苦手意識があり、研究室の先輩に勧められて利用しました。面接練習では、自分では気づけなかった仕草や話し方の癖を指摘していただき、客観的な視点を得ることができました。その結果、意識して改善できるようになり、面接の通過率も大きく上がりました。また、エントリーシートはその企業ならではの魅力を意識し、自分が納得できるまで書き直したことも良かった点です。
大学院卒業で理系ということもあり、推薦が多くあるため「そこまで準備しなくても大丈夫かな」と最初は思っていました。しかし、もっと早めにしっかり準備していれば、企業研究を深められたと思いますし、就職支援課のサポートもより有効に活用できたのではないかと感じています。エントリーシートの書き方や就活全般の準備についても支援課が丁寧に教えてくださるので、早めに利用していれば違った視野が広がったはずです。また、特に感じたのはグループディスカッションの対策です。準備なしで本番に臨んだところ、うまく発言できずに困ってしまいました。実際に練習をして経験を積んでおけば、自信を持って臨めたと思います。
就職支援課など、頼れる場所を持つことをおすすめします。就職活動では面接やエントリーシートで落ちることもありますが、「その会社とはご縁がなかった」と割り切って、前に進むことが大切です。不安を感じることもあると思いますが、エントリーシートやテスト対策など、目の前のことを一つずつコツコツ積み重ねていけば、必ず力になります。早めに準備できれば安心ですが、たとえ出遅れてもチャンスは十分にあります。自分を信じて取り組んでください。
また、大学で行われる説明会には積極的に参加することをおすすめします。その企業に最終的に進まなかったとしても、業界を知り、視野を広げる大きなチャンスになると思います。