大学生活について教えてください。

薬学部薬学科に所属し、主に細胞生物学について学びました。薬学科は薬局?病院の実務実習があり、就職を考えるにあたって良い経験になりました。また、接客アルバイトを5年間続け、臨機応変に対応する力と、社会人としての基本的なマナーを身につけました。

就職やキャリアについて考え始めた時期や、就職活動を始めた時期はいつ頃ですか。また、どのような活動からはじめましたか。

3月に就活サイトへ登録したものの、本格的に始動したのは大学5年生の8月頃です。同期が夏インターンに参加しているのを知り、慌てて始めたかたちです。自分の価値観や強みを明確にするために、適性診断、就職サイトの自己分析ツールを活用しました。その後、就活イベントや秋?冬インターンシップへの参加を通じて、具体的に志望する職種を絞り込んでいきました。

就職活動をするなかで、どのようなことを意識していましたか？

周囲の同期や先輩、就活体験談からの情報収集を意識して行いました。1人で企業サイトやイベント参加で得られる情報には限界があるので、気になる職種や企業の情報を聞いて、企業選択の決断材料を増やしていました。

就職活動の際に利用した就職支援サービスや愛用していたもの、役立ったアイテム?ツール?アプリについて教えてください。

就職支援課のオンライン面談で模擬面接を複数回行っていただき、内容が大きく改善された感触がありました。自己肯定感が上がるような言葉もいただき、面接前の練習として最適だったと思います。そして、ESは自分の言葉で書いたうえで、字数の調整や読みやすい構成にブラッシュアップする際に生成AIも利用しました。

息抜き方法やリフレッシュ方法、リラックスアイテムについて教えてください。

就活中もできるだけアルバイトに行きました。就活前と変わらない生活を送ることが、体調を崩さずに長期化した就活を乗り越えられたポイントかなと思います。

内定先を選んだ理由を教えてください。

最終的に内定先を選んだ理由は、選考を通じて社員の方々と接する中で、働きやすい環境やチームの雰囲気を感じることができ、自分の成長につながると感じたためです。さらに、教育制度や研修体制が充実しているため、入社後も継続的にスキルアップできることに魅力を感じました。

就職活動を振り返って思う、『やっておいて良かったこと』

就活体験談からの情報収集はやっておいてよかったと思います。雰囲気を事前に掴めたり、面接で同じ内容が聞かれたりすることもあったため、心の余裕につながったように感じます。また、証明写真をフォトスタジオで撮影したことも、良い結果を招いたのではと振り返っています。

就職活動を振り返って思う、『やっておけばよかったこと』

他業界にも視野を広げることです。薬学部なら製薬業界という漠然とした思いがあり、就活を始める段階から製薬関連に絞っていたため、他の業界を見る機会がほとんどありませんでした。内定先に懸念点はありませんが、結果として比較対象が少なく、自分に合った業界?職種についてより深く考える余地が限られていたと感じています。

これから就職活動を迎える後輩へのメッセージ

多くの人が言っていることですが、企業との相性は本当にあると思います。就職活動がうまくいかない時期があったとしても、等身大の自分を大切にしてください。また、最初から業界を絞りすぎず、少しでも気になる分野があればのぞいてみることをおすすめします。悔いのない就職活動になりますように、応援しています。